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3月14日の日経MJに良品計画が展開する無印良品が今年11月、マンハッタンはタイムズスクエアの高層ビルと賃貸契約を交わしアメリカ1号店の出店を決めたとの記事が掲載されています。
以前もMUJIアメリカ進出の話題は、ブログでもご紹介させていただきましたが、いよいよ輪郭がはっきりしてきましたね。
ショップ名は「MUJI」、130坪程度のようですが、タイムズスクエア、ニューヨークタイムズ新本社が入居するビルの1階とのことなので、そこそこ話題を呼びそうですね。
まずはマンハッタンに5店舗を出店し、5年間で西海岸、中西部含めて30店舗まで広げる計画だそうです。
2000年前後のユニクロブーム後、社外取締役であるしまむら藤原会長の指導のもと業務改革を推進してV字回復。満を持してのアメリカ出店楽しみにしています。
無印良品の業務改革について書かれた本をご紹介しておきます。ファッションリテーラーが成長の過程で陥りそうな課題が数多く載っていて、参考になることも多いです。ご興味ある方は是非お読みください。
3月14日の繊研新聞に、商社の兼松が、同社の子会社である繊維専門商社、兼松繊維の55%の株式を3月末付けで香港大手企業グループ利豊(Li&Fung;リー&フォン)に売却する報道を受けて、各商社アパレル部門の首脳が持つ危機感のコメント記事が掲載されており、興味深く読んでおりました。
※Li&Fungの読み方は、昔、リーフンとか呼んでいた記憶がありますが、繊研新聞にならってリー&フォンとします。
この記事を読み解くにあたって、説明しておかなければならないのは、繊研新聞の記事にも、ちらっと、コメントがあるように、日本のアパレル企業と欧米のアパレル企業のソーシング活動(海外で素材や委託工場を見つけて生産、輸入すること)はちょっと違うところがあるということです。
つまり、欧米では、アパレル企業から見ても、生産国の工場から見ても「直接取引が当たり前」なんですよね。
だから、昔、そんな商慣習を知らない欧米人や日本と初めて取引する海外工場にmiddleman(中間業者)である「商社」の位置づけ、役割を説明するのに苦労したことを覚えています。
日本では、今でも、言葉の問題(通訳代わり)、人材および人件費問題、回転差資金や在庫リスクヘッジの問題などから、商社は使い勝手はありますが、今後、より生活者に近づき、スピードが要求されるアパレル企業にとって、意思疎通を伝言ゲームではなく、ストレートにスピーディに行うという意味で、委託工場との「直接取引」はマストなマクロトレンドになってゆくことになるでしょう。
以前から、やはり香港大手のシャツメーカーエスケルグループなどが、日本にジャパン社を作って、ファッションリテーラーと直接取引を始めてはいますが、今回、香港のグローバルソーシングの最大手のリー&フォン社が日本の繊維商社買収によって、直接、アパレル企業と商談を始めることは、そのような動きの口火を切ることは間違いなさそうです。
先週1週間にこのブログ内でアクセスの多かった記事をランキング形式でご紹介します。業界でもっともホットな話題がわかるかも?
3月10日、11日の各紙の流通面の一番のホットトピックは言うまでもなく、3月9日に資本業務提携で合意したイオンとダイエーの年商6兆円グループ誕生に関する記事だったでしょう。
ダイエー、マルエツへの丸紅も含めたイオンの出資比率合意を見ると、昨年の10月の時と全く同じなので、一見スムーズに決まったかのように見えますが、11日の日経新聞の記事によると、やはり、OPAの売却延期やダイエーの店舗売却をめぐっては、イオンの意見がかなり優先された模様です。
業務提携によるバイイングパワーの強化や流通の効率化などの営業面の相乗効果への期待は誰もが想像するところですが、一方で、次世代SC(売場面積)の覇権を睨んだイオンは、まちづくり三法改正以後の都心部好立地のOPAやダイエーの店舗資産は手放されては困る、資本提携の本命のひとつだったに違いありません。
9日のちょうどイオン・ダイエー・丸紅の会見が行われているころに、ある政府系流通研究機関に所属されている流通専門家の大先輩の方とお食事をする機会に恵まれました。
話題は、当然、イオン・ダイエーの提携のゆくえに始まり、また、多くの外資流通企業が、日本に進出した際に、日本の業界の秩序を崩してもらっては困ると、日本企業からのかなりの妨害に合って、いいとこなしで、「日本は閉鎖的な国だ」と結論付けて撤退していった数々の歴史から、来年進出のH&Mもそうならなければよいが、といった話まで、意気投合した次第です。
話は、日本の悪しき商慣習、返品制度へもおよびました。その方は、戦後始まった日本の返品制度の歴史をよくご存知で、とても興味深い話をしてくださり、明日の、生活者主権の流通を考える上で、いい刺激になった、と感謝しています。Sさん、ありがとうございました。
そんなことを思い出しながら、イオンダイエーの提携の記事を読んでいましたが、結局、なぜ、GMSの衣料売場がしまむらやアパレルSPA(製造小売)系ファッション企業に食われていったかというところを反省し、対策を打たない限り、いくらGMSが連合になったって何も変わらないんだろうな、と思ったりします。
バイイングパワーだけを増して、目先の値入が良くなったところで、また、売場面積ばかり拡大して、生活者を迷わせても、本質は全く変わらないんだろうな、と。
今、「勝ち組」と呼ばれている企業の多くは、生活者からは、返品を受けるけれども、企業の都合で、仕入先に返品や値引きや未引取りはしない、あるいは、できない企業だと思います。そんなの当たり前のはず、と思うかも知れないけれど、実際、多くの企業のバイヤーには売れなかった時の逃げ道があって、やりくりをしているのが現実。だから真剣に発注しない、だから値段を叩いたつもりでも、実際には高く買わされている、だから新鮮な商品が店頭に並ばない、のでしょうね。(これは、言わずと知れた、ダイエーの末期状態の時の話ですが、他人事ではありません)
完全買取、一切返品しない、そんな瀬戸際に追い込まれないと、真剣に考えないし、人も成長しないだろう、って言うのは、しまむらの藤原会長の有名な持論。それゆえ、同社は徹底した完全買取ポリシーを貫きます。
いくら合併で規模が大きくなっても、各所で人が成長する舞台を作らなければ、年々落ちてゆく売場面積あたりの、あるいは従業員一人当たり販売効率は止められないのが今の世の中。これはイオンダイエーの提携に限らず、百貨店しかり、家電量販しかり、各業界の大型合併すべてにはらむ両刃の剣だと思います。
陣取り合戦の末には、果たして、かつてチェーンストア各社の経営者たちが夢見た、アメリカのような「生活者の豊かさ」は待っているのでしょうか?
3月10日の日経新聞にユニクロが、三陽商会で若くしてバーバリーブラックレーベルの責任者を務め成功に導いたとされる鶴博幸氏(36)を常務執行役員に迎え入れるという人事関連の記事が掲載されていました。
ファーストリテイリングは、2010年グループ年商1兆円戦略に向けて、「経営者は育てられません。創業者募集」といった募集広告を出して話題を呼びましたが、このほか、ザラジャパンでマーケティングディレクターから代表まで務めた門田剛氏(46)の執行役員就任など、業界で名だたるブランドの成長をリードまたは参画された方々が続々とユニクロに加わっている模様です。
ファッション関係の人材紹介を専門にお仕事にされている方の話を聞くと、大手アパレルでそれなりに実績を上げた方が次のステップアップをしようと転職を考える時、希望の年収アップを考えると外資系企業かユニクロくらいしか条件が合わない、という話がよくでます。そして、外資系はある程度の語学力を求められるため、結局はユニクロくらいしか薦められないとなるわけです。
ユニクロの勢い、すごさを感じる一方、ちょっと寂しい話ですね。このままでは、業界の優秀な人材のユニクロへの一極集中が続く可能性が高いというわけです。
一方、優秀な人材ばかりを集めてもうまく歯車が合わなければ、各球団の4番バッターばかり集めた巨人軍のようにもなりかねません。
また、どちらかというと、マーケティングに強い方の招聘が目立ちますが、商品開発に強い方の強化バランス地位向上も大事ですね。
ユニクロの商品は店頭でよく拝見しますが、ボトムス、服飾雑貨(バッグあたり)、下着、アンダーウエアあたりは商品的にものすごく改善をされた、キラりと光るものを感じますが、他の商品群の進化はまだまだ改善の余地大いにありだと思います。
来年、ZARA、H&Mによる欧州ファッションSPAブームを迎える前にユニクロの更なる進化を期待しています。

[] ファッション流通ブログde業界関心事
[引用サイト]  http://dwks.cocolog-nifty.com/fashion_column/
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 Last Updated 2007/ 03/ 18/ 15時42分22秒


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