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 Last Updated 2007/ 02/ 14/ 12時33分01秒

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文藝別冊 楳図かずお楳図かずおインタビュー他、さまざまな評者による楳図論を集めたムック。なんといっても単行本未収録作品『歯』が読めるのが貴重。 \1200 (★★★★)
蛭子能収コレクション(地獄編)蛭子能収を、TVでヘラヘラ笑っている気のいいおじさんと考えていたら大間違いだ!蛭子さんの頭の中はホントはこうなっているんだ!これを読めばブラウン管の中のあの笑顔が正視できなくなること請け合いだ! \1470 (★★★★★)
中野晴行: マンガ産業論マンガを産業としてとらえ、その歴史と現状、未来までも論じた大労作。本書の前では、私(竹熊)の本など所詮エッセイにすぎない。マンガ界の明日はどっちだ? \1680 (★★★★★)
平田 弘史: 血だるま剣法・おのれらに告ぐ奇跡の出版!時代劇画の巨匠平田弘史の歴史的傑作ながら、差別問題に引っかかり二度と日の目を見ないと思われていた血と魂と怨念の劇画!青林工藝舎エライ!それはともかくアマゾンは書影くらい載せろ。\1470 (★★★★★)
長谷邦夫: 漫画に愛を叫んだ男たち貸本時代からのベテラン漫画家で、赤塚ギャグの名参謀として知られる著者が見た「もうひとつのトキワ荘、そして赤塚不二夫」戦後漫画史の光と影!必読!\1890
ばるぼら: ウェブアニメーション大百科 GIFアニメからFlashまであのばるぼら氏が、ウェブアニメの現状と作品を網羅的にまとめた本。2006年における最良のガイドブックといえる。DVDがついて作品の実物が見られるのも、至れり尽くせりでGOOD。個人アニメの現状と未来に興味ある人はぜひ本書を押さえておきたい。 (★★★★★)
伊藤 剛: テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へマンガ表現論の新パラダイムを切り開く傑作!戦後マンガ史を覆っていた「手塚治虫という呪縛」を解き放ち、90年代以降の「萌えマンガ」をも正統な歴史に位置づけようとする手腕には恐れ入る。マンガの本質である「キャラ」の正体とは?読めば目からウロコが落ちること請け合います!! (★★★★★)
平田弘史時代劇画選画集―武士(MONONOFU)驚くべきことに、平田先生の画集はこの一冊のみ。最高傑作『薩摩義士伝』を中心に、30代から40代にかけての、脂がのりきった時期の超絶画業が堪能できます。リンク先から「中身を見る」をクリックすると他の絵も見られる。正直すごい、つーか、神業! 池上遼一・大友克洋・寺田克也など当代一流の絵師が、揃って「師」と仰ぐ理由がよくわかる。平田ファンならずとも一冊は持つべし! (★★★★★)
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赤田祐一: 『ポパイ』の時代「Quick Japan」創刊編集長による、創世記「ポパイ」スタッフに取材したドキュメンタリーにして、雑誌愛あふるるオマージュ本。一時代を築いた70年代平凡出版(マガジンハウス)がいかに狂っていたか、いい物を作るには何が必要かがよくわかります。 (★★★★★)
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マンガ家のアシスタントをかれこれ30年以上やっておられる方の回想ブログ。2005年4月から始まって、現在も継続中です。
この間、あるマンガ家の人からメールで勧められて読んでみたんですが、身につまされる内容が多々。メールをくれたマンガ家さんは、すでにメジャー誌でも活躍している人なんですが、「とても考えさせられる内容でした」とありました。
このブログの主であるyes-de1さん、70年代に「ほんの1、2年のつもり」でアシスタントをはじめたが、気がつけば30年、というパターン。才能がなくてはこんなに続けられるものではないので、彼には「先生運」と「才能」があったのだと思う。ただし、
ふつう、プロになろうと思うならアシスタントはせいぜい2,3年にとどめておくべきなんですが、なまじ「先生」が人格者で、仕事場の居心地がよかったりするとそのままずるずると居続けてしまう。yes-de1さんも書かれてますけど、
でもまあ、俺は、そのつもりで取り組むならばアシスタントも立派な仕事だと思うんですけど。長年続けられた人にはそれなりの技術があるので、「先生」も手放したくなくなってくるし。しかし「先生」の仕事を手伝っているうちに、だんだんと自分の作品を描く気がなくなっていくのも、ありがちなパターンではあります。
yes-de1さんの師匠は、さすがに今日や明日、仕事がなくなるような人ではありませんが(ブログ見れば誰だかわかります)、「先生」によっては、ある日突然仕事がなくなったり、できなくなったりすることだってある。そんなとき、40代・50代になっていたら、たとえば自分の息子くらいの「先生」の手伝いとか、なかなかできないでしょう。「先生」の側だって困っちゃうでしょうし。
俺の知り合いのマンガ家で、彼もすでにキャリア20年以上なんですけど、アシが5人いて、そのうち3人は10年選手だったわけです。ところがあるとき「先生」の連載が続けて2本終了することになって、泣く泣くクビを切らざるをえなくなった。10年も毎日一緒に仕事してたら、もう家族同然ですよ。で、アシスタントたちも、なんとなく一生、その先生のアシスタントをするつもりでいた。でも先生にだって事情があるわけで。結局、3人とも辞めてもらったのだけども、先生、すごく辛そうでした。
こういうこともあるので、アシスタントは3年を限度に辞めてもらう、という方針のマンガ家もいるみたいですね。なまじ情が移ったらクビが切れなくなるでしょ。「先生」だって、明日どうなるかわからないのがこの世界ですから。ある意味それは、アシスタントのためでもあるわけです。
でもね、これが映画の世界とかだったら、50代、60代のスタッフを、30代の若手監督が使うなんてことはザラにあるじゃないですか。名カメラマンとか、照明の達人とか、いずれも職人芸の世界ですし。で、カメラや照明さんは、基本的にその職分を極めることに満足するので、いつかは監督になろう、とはあまり考えないでしょ。マンガ界も、アシスタントもプロ意識を持って「背景なら誰にも負けない」とか、そういうことで50代、60代も続けられればいいんですけどね。なかなかそうもいかない。
そういえば以前、さいとう・たかを先生にインタビューしたとき、こうおっしゃっていましたね。さいとう先生に「マンガ家になるためには、何が一番重要ですか?」と尋ねたんです。そしたら先生の答えが、
「才能があるというのは、前提の話であって。この世界に入る以上、才能なんかあって当たり前なんです。それ以上に、デビューするとか、頭角を現すとか、生き残るなんてのは、もう才能を超えた……運としか言いようがない。才能があるのに、運がないばかりに消えていった人を、私はたくさん見てきましたから……」
今サッカー選手版の消えたマンガ家というべき「Heard after Heard」というのを「サッカー批評」という雑誌で連載しています。もしあなたに気になるサッカー選手がいたら気軽に連絡ください。もちろん消えたマンガ家の方も随時受け付けてますから、こちらもお気軽に連絡くだ... [続きを読む]
全マンガ家志望者必見。というエントリーより。 マンガ家のアシスタントをかれこれ30年以上やっておられる方の回想ブログ。2005年4月から始まって、現在も継続中です。... [続きを読む]
正直、作品としてはあまり私は評価していないのですが、「足りないもの」という章で描かれているエピソードがなかなか深かったので。写楽 2posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.28山田 タヒチ幻冬舎コミックス (...... [続きを読む]
ATM:存続か撤去か、地元と郵政公社が綱引き−−鳥羽駅前の一番街ビル /三重−PHOTOジ...... [続きを読む]
さいとう・たかを御大のセリフはあたかも『日本沈没』で「科学者にとっていちばん大切なものは何かね?」との問いに答えた田所博士の名文句「勘です!!」を彷彿とさせますね。
あるいは人生ってのは本人の才能やなんかの資質とは別のところに生殺与奪があるのではないか、ということなんでしょうかね。確かに才能に溢れてても消えていった知人もいっぱいいますし。
この方の作品、20年近く前にヤングジャンプで読んだ事があります。”雨のドモ五郎”という作品で、かなりはっきり覚えております。そのくらいインパクトが強かったのですが......。青年漫画賞準入選。内容は確か高齢で行き詰まった漫画家志望の主人公が、とある有名出版社の編集長に”大傑作!!即連載!!”と太鼓判を押され、意気揚々と新作(カラー付き!)を描き上げ編集部に持参したところ編集長が居ない。じつは編集長は数日前に発狂していた......というモーレツにインパクトの強い内容でした。(笑)
編集長が編集部内で下半身丸出しにして、”この漫画大傑作!!”と叫んでいる回想シーンは当時読んでいて全身の毛穴から変な汁が出そうになった事を覚えています。
漫画家アシスタント物語読みました。「消えたマンガ家」を書いた人間としてはこの問いかけは重いです。今サッカー選手版の消えたシリーズを連載してるんですが、Jリーグはキャリアサポートセンターがあり、手厚いですよ。つぶしが利かないという点では共通していて、本来ならマンガから大きな利益を得ている出版社がキャリアサポートのシステムを作るべきだと思います。
それにしてもジョージ先生には数年前インタビューしたんですが、俺のインタの100倍面白いわこのブログ。しっかし20年以上プロダクションんの便器磨きとは。
ここ最近のたけくまさんのエントリを読んでいて思うのですが、どうもたけくまさんは出版や漫画業界を他の普通の職業の世界とは別の世界だと考える傾向があるように思います。
サラリーマンだとそれでも収入面だけはそれなりに保障されていますが、サラリーマン以外の自営業だともちろん収入の保証なんてありませんので状況はこのブログの方と本質的に同じです。
多くの人が(正社員と言う意味ではなくもっと広い意味で)サラリーマンになるのは、(無意識にでも)収入保障が欲しいからでしょう。
さいとう・たかお大先生の「運ですね」と言うお言葉もマンガに限らず人生全般でいえることだと考えていました。
そもそも才能のあるなし自体が「運」ですし、運良く才能があってもそれを生かす機会があるかないかの「運」で人生が大きく変わってしまうのはどんな職業でも同じです。
サラリーマンだって入社した会社の業績が上がるか下がるかなんてほとんど本人の能力や努力以外のところで決まります。
最近は少し就職活動も楽になったようですが、過去10年くらいの間に学校を卒業した人たちで希望の職種についていない人はたくさんいますが、まさに生まれた時代の「運」が悪かったわけです。
それにこのブログの方が漫画家として独立できなかったことだけをとれば「運」が悪かったと言えるかもしれませんが、30年間アシスタントを続けているのは「運」のせいではありません。
もし本人が他の職業に移りたいならそれは困難ではありますが今からでも可能です。もちろん同じ職種で同年齢の人より収入は低くなるでしょうが、それは仕方が無い。それ以外は行動に移すか移さないかの問題だと思います。
自分の選んだ「何をするか」と「運」で決まる「何ができるか」が一致しなければ「運」が悪かったということになるわけですが、これは生まれた瞬間から人類全員に始まるサイコロゲームみたいなものなのでしょう。
俺は何も漫画界を特別扱いしているつもりはありません。ただ、漫画界を題材にして語っているだけです。一言、「一般の世界も同じ」と書けばよかったのでしょうか。
あと「思うに『運』で決まるのは『何ができるか』であって、『何をするか』は本人の選択だと思います」というのは、まったくその通りだと思いました。
そういう意図であれば確かにこのブログは漫画家志望者のみならず、これから社会に出る人や、これから社会に出る"準備を始める人"全員に必見ですね。
>Hickey Mouseさんが書かれていますが、このブログの方はこれを若い人に伝えることを次の「職業」にすればいいのかもしれない。こうやってたけくまさんをはじめいろんな方の注目を集めているわけですから「運」も向いてきているように思います。
ところでトラックバックにあるComiPressという英語サイトに、俺のこのエントリが翻訳アップされてます。俺がこれ書いてから4時間くらいで全文訳されていてビックリしました。
こういうところにインターネットの底力を感じる次第であります。訳してくれたNeuroretardantさん、どなたか存じませんがありがとう。
上の方で何故か挙げられてるなんとか賞受賞者の人、あの人は漫画家志望でアシスタント続けてて挫折した人じゃないですよね。
別に創作意欲失ったわけでもなさそうだし、かつ新たな生計もたてられて、上手く生きられている例ではないでしょうか。
すみません、巡回中にこのエントリを見つけて「これはいいネタになる!」と思って脊髄反射的に翻訳アップしてしまいました・・・ (「サルまん」は英語圏でも発行されているので。後最近は北米でもアニメ・漫画がブレイクしていて、そのわりに製作現場の実情等はあまり伝わってないと感じたので)
こう言う翻訳をトラバ付きでアップする時、毎回「翻訳した記事は派生物だから著作権的にOKだよなでも作者からゴルァメール来たらどうしよう」とか心配するんですが今の所概ね好意的なリアクションばかりで嬉しい限りです。
ところで英文翻訳ですが、確かに法的には翻訳であっても(公に発表する以上)、著作権者の許可が必要になるのでしょう。ですがこちらはブログをより大勢に読まれることを前提に無料で公開しているわけです。
それが英訳されるのであれば、読者が英語圏まで拡がるわけで、むしろ嬉しいです(もちろんこちらが無料公開しているものを、断りなく有料で販売されでもしたら、そのときこそ著作権者の権利を行使しますが)。
Neuroretardantさんには、今後とも興味があるエントリがありましたら、なにとぞよろしくお願いします。
技工士もかなり過酷な職業で、塵肺等もあり長生きできない職業といわれているそうです。(と知人から聞きました。統計上の確認を取ったわけではありません)それでも「自分の好きな仕事やりたかった仕事にかかわっている」ということで満足している様子でした。
またカメラマンもどきの知人もいるんですが、彼はまったく食えないので、撮影会を主催して糊口をしのいでます。彼は結婚すらあきらめて、それでも好きなことをやっているから、と是としているようです。
そういう観点で語るべきか否か、とは思いますし、現状職業上の身分安定などがはかれているとは思いがたいので、ご自身なりに思い悩まれていることはお察しします。
私としては(失礼ながらも)ある意味羨ましいとすら思ってしまいます。(大変厳しい現状であられることはブログ文面からも感じられますし、私はかなり浪漫主義的に考えすぎているとは重々承知してますが)
昔の日本映画界では、助監督は監督候補として採用され、普通は30代で1本監督させてもらう訳ですが、その1本がヒットしなかったり、機会が無くて1本も監督させてもらえなかったりして、定年まで助監督のままの人が結構居たらしいですね。
昔より今は、意欲と才能がある若い人にとって、絵を描くことが定職として生きやすくなっているのでしょうか?
これねえ、漫画家さんが最初にそういう方針であることを表明してくれていれば、何の問題も無いんですよね。
そういう仕事場で、なんの説明も無しにレギュラーを首切りする所の入れ替わり時期にセミレギュラーで入ったら、正直、針のムシロでしたよ。
残ったレギュラーさんは新人に対し、「こいつが入ってきたからあの人が辞めざるを得なかった」ムードプンプンで、休憩時間は先生の陰口罵詈雑言。でも、自分が辞めさせられたくないから先生の前ではゴロニャン。
>助監督が監督に昇進するかどうかは会社の決めることですけどアシが独り立ちできるかどうかは当人しだいでございます。
いえ、一概にそうとは言い切れません。確かに撮影所がフルに機能していた時代は、助監督の監督への昇進は多分に会社の裁量に委ねられていた部分が大きかったと思いますが、現在は違います。
撮影所システムが崩壊し、多くのスタッフがフリーの立場で働く現状においては、助監督は自立的に監督になる意思を示してプロデューサーに企画を持っていき認められるか、あるいは自ら資金を集め自主映画を作り世間に発表するといった過程が主流です。それは、編集部とマンガ家の関係に結構近いのではないかと思います。
そして、監督になる夢を持って助監督になった人が、いつのまにか現場を回す技術ばかりを身につけてしまい、また監督になるより助監督として複数の現場を渡り歩く方が収入はよっぽど安定するので、いつのまにか映画監督になる気力を失ってしまう人が多いあたりもマンガ業界と共通するのではないかと思います。
ちなみに、これは映像業界全般の話ではなく、あくまで映画に限った話です。TVドラマやPV、CMのディレクターとなるとまた大きく話が違ってくるのですが、ここでは話が逸れるので割愛します。長文失礼しました。
はじめの一歩の「努力した者が全て報われるとは限らん しかし! 成功した者は皆すべからく努力しておる!!」を思い出しましたね。
漫画家について言えば「才能のあるものがすべて報われるとは限らん しかし成功したものはみな才能がある」といった所でしょうか
【お笑い】動画で見る!友近&なだぎ武 友近&なだぎ決勝進出…R?1ぐらんぷり2007 (Youtube動画王)
◆素人のあなたにもできます!!インカートでいろいろ検索できます。 (◆サイドビジネスの方法をお探しではありませんか)
画力向上ガイド - 絵心をアップしてイラストや漫画のレベルを上げよう - livedoor Blog(ブログ)
菅井君と家族石 The Perfectネットから世界へ! 2006年大ブレイクの予感! FLASH界の鬼才・蛙男商会が年収60万の地獄から脱出し妻子を養いながら世界征服を誓った第一歩がこの作品だ! ファンキーな黒人一家による暗黒版サザエさんというかなんというか!
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Winsor Mccay: Master Editionアニメとマンガの両分野で「世界最初の傑作」を遺した天才ウィンザー・マッケイの貴重なアニメを収録。有名な「恐竜ガーティ」はじめ、3年がかりで奇跡のリアル・アニメを実現した「沈みゆくルシタニア号」、世界最初の怪獣映画「ペット」は必見! 驚きの連続です。(日本アマゾンはVHS版のみ扱い)
死霊のえじき 完全版ロメロのゾンビ三部作完結編!(とはいえ、今続編作ってますけど)スポンサーの途中降板がありスケールは前作よりダウンしたがそれがかえってリアルな感じ!冴え渡るロメロ演出とT・サビーニによるゾンビメイクはこれが最高傑作! なお「最終版」と称する別DVDもありますがいいシーンを全部カットした改悪版なので買ってはいけない!この「完全版」を買おう!
イージー★ライダー都会と田舎、大人と若者はいつの時代も相容れぬもの。一般社会に対してツッパリ切ったD・ホッパーやP・フォンダやJ・ニコルソンが田舎の親父に殺されます。ツッパリもほどほどに!
地球最後の男/人類SOS!ロメロをはじめその後の終末SFに多大な影響を与えたビンセント・プライス主演、永らく日本未公開だった幻の傑作がついに初ソフト化! これは事件だ絶賛予約受付中!
A鬼才・森達也の気合の入ったドキュメンタリー。オウムの側から世の中を見るなんてなかなかできる体験じゃありませんよ。カメラの目前で展開される公安警察のせこすぎる逮捕手法は衝撃です。
カリガリ博士1919年製作のドイツ映画。特異なセットと撮影で人間の深層心理を映像化した手法は表現主義と呼ばれ一世を風靡。押井守やマトリックスの原型的なシナリオも衝撃。
ロマン・ポランスキーの吸血鬼巨匠ポランスキーのドラキュラものだがなんとコメディ仕立て!恐怖と笑いが両立しうることをこの映画で実証。後に惨殺された監督の奥さんシャロン・テートの美貌も拝めます。
ゾンビ 米国劇場公開版ジョージ・A・ロメロのゾンビ第2作にして最高傑作。低予算ながら凝った設定と脚本、恐怖にユーモアを交えた演出はすでに巨匠の域。最近別監督がリメイクしましたがロメロのこれにはかないません。
2001年宇宙の旅2001:a space odysseySF映画の金字塔…というのも言わずとしれすぎててアレですが、一応、基本ということで……。
ほしのこえデジタル時代の「新宝島」となるか?自宅PCで作り上げた驚愕のクオリティ。作者は最近長編も発表しましたが、こっちのほうが出来がよい。2625円の廉価版DVD-BOOKもあります。
マルホランド・ドライブD・リンチの最高傑作かも? しかしわけのわからなさはもはやノーベル賞級。わけがわからないのに面白いのがリンチの困ったところ。
オープン・ユア・アイズスペインの押井守アレハンドロ・アメナーバルによる虚実皮膜の精神錯乱映画。トム・クルーズ主演のリメイク版(バニラ・スカイ)もありますがこちらがオススメです。
マトリックス 特別版THE MATRIXマトリックスは1作目に尽きる!と横町のご隠居も申しておりました。2と3は見る価値なし。
うる星やつら2・ビューティフルドリーマー原作者は激怒したそうですがこれは鬼才・押井守の原点にしてどんずまりの最高傑作!

[] たけくまメモ : 全マンガ家志望者必見。
[引用サイト]  http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_745b.html
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 Last Updated 2007/ 02/ 14/ 12時33分01秒

以下の文章はその性質上、映画『デビルマン』のストーリーに触れております。まあ、ストーリーを知ったところで、すでに最低の作品がこれ以上損なわれることはありえないのですが(笑)、念のため。
なお、原作のストーリーについては、すでにみなさんご承知のことという前提で書いておりますので、原作を未読の方はご遠慮ください。
2004年10月16日。友人の「和」くんを誘って、大阪・なんばにある映画館に、あまりにもすごいと評判の『デビルマン』を観に行く。
山「おいおい(笑)、映画館の前で言うたりなや。映画館の人がかわいそうやろ。あの人らは配給されたもんを上映してるだけで罪はないんやから」
山「さて、とりあえず、試写を観た知り合いの感想、ネットでの評判、『映画秘宝』『SFマガジン』『フィギュア王』等に載った批評、すべて真実やったと確認できたな(笑)。『バトル・シーンがプレステのゲームのデモみたい』とか、『主役がドシロウト』とか、『世界が滅亡してるという緊迫感がまるでない』とか」
(前略)こうした責任者不在のまま世に生み出された珍作を「ダメなら観に行かない。まったく今の日本映画はこれだからダメなんだ!」と思うなら、それは間違いだ。この惨劇のような映画を身銭切って観にいって、初めて激怒する権利を得ることができるのだから。がんばって観てくれ。
山「まったくその通りやね! 実物を観た人間だけが、『デビルマン』という映画について語ることができる! 僕もそう思ったから、君を誘ったんやけど」
山「土曜日やというのにガラガラやったな。まあ、金払って観なくても、来年になったらどうせテレビでやるから、それを観ろと言いたい」
山「でも実際、僕はこれから映画を作ろうという人間すべてにこの映画を観せるべきやと思う。だってこの映画を観たら、娯楽映画を作る際に、何をやったらあかんかがよく分かるやろ? それさえ守れば、駄作が作られる可能性が極端に減らせると思うねん。『ドシロウトに主役をやらせたらあかん』とか、『シチュエーションをすべて台詞で説明したらあかん』とか、『金もないのに大作映画を作ろうとしたらあかん』とか、『キャラクターの心理はちゃんと考えなあかん』とか、『エピソードを羅列したらストーリーになると思ったらあかん』とか、『原作の重要なシーンをカットしたらあかん』とか、『有名人に意味のないカメオ出演させたらあかん』とか……」
山「うーん、しかし悔しいな。あのおかしさが、活字では表現できん。あれこそ、実際に観た人間でないと分からんおかしさやな」
山「あのバトル・シーン自体は、声さえ入ってなかったら、もうちょっとましやったと思うねん。でも『たあ』とか『とお』とか、気の抜ける声が入ってるせいで……」
山「あと、演技力だけじゃなくて、演出とか演技指導にも問題があるやろ。ほら、学校に出てきたミーコが、3人の女の子にからまれるシーン……」
和「ああ、はいはい! あれは変やった。3人が順番に前に出て台詞しゃべる。まるで高校の文化祭の劇みたいな(笑)」
和「あれでも、カット割りとかうまく使えば、もうちょっと自然に見せられたはずでしょ? そのまんま撮ってるから……」
山「ところで、劇場で買ってきた『映画「デビルマン」公式完全バイブル』(廣済堂出版)という本によれば……」
山「1575円。いや、絶対に笑えることが書いてあるに違いないと思ったんやけど、案の定、書いてあったな。主役のインタビューのページがあるんやけど」
伊崎央登 演技のことというより、すごく頑張ったということで、まあ軽く1000点は超えていますね(笑)。(後略)
山「まあ、説明口調だらけの映画やったな。さっきの『デーモンになっちゃったよー』もそやけど、キャラクターがいちいち、自分が今どうなってるか、何を考えてるかを説明してくれるんだよな。明のことを密告したストーカー男が、『美樹ちゃんのそばにいるあいつがじゃまだったんだよー』とか」
山「そんなもん、説明してくれんでも分かるって(笑)。これって、シナリオの技法としては最も下手くそ、やったらあかんことのはずなんやけどなあ。脚本家はちゃんとシナリオの勉強したんかしらん」
和「だって、舞台になってるのは、牧村家の周辺とか、教会とか、ショッピングセンターとか、ほんの数箇所、主人公の近所だけですやん。すげースケールの小さいハルマゲドン」
山「だいたいさあ、世界中が戦争になってて、日本にもミサイルが撃ちこまれて大変なことになってるはずやのに、なんで牧村家にはバナナがあるの?(笑) なんで地下鉄がちゃんと走ってるの? あの地下鉄、きれいな吊り広告まであったぞ(笑)」
山「あのおにぎりは許そう。お父さんが農業試験場で育ててたコメから作ったんやろうと。でもバナナは? あんな状況で、まだスーパーでバナナ売ってるの?」
山「不思議なのが、あれだけ説明口調だらけであるにもかかわらず、キャラクターが何考えてるのかさっぱり分からんことなんだよな」
山「いや、僕がむしろ気になったのは、脇役の心理やな。ほら、『アメリカからの衝撃的な映像です』というシーン」
和「ああ、駐車場で警官隊がデーモンを包囲してて、カメラがそいつに近づいていって、殺されてしまう……」
和「デーモンの隠れ家をデーモン特捜隊が襲撃するシーンもそうでしたね。デーモンに憑依された人たちが、撃ってくださいと言わんばかりに正面からわさわさ出てきて、かたっぱしから撃ち殺される」
山「デーモン特捜隊もおかしいぞ。ほら、変身したミーコが屋上に現われるところ。あいつら、アサルトライフル持ってるくせに、撃たずに突進して行きよるねん(笑)」
山「先に銃剣ついてるんかい(笑)。そんなわけないやろ? 自分が銃持ってて、敵が目の前に現われたら、まず撃つやろ?」
山「怪獣に囲まれてるんやから、まず撃てよ! ぼーっとつっ立ってたり、のんびり顔見つめ合ってる場合ちゃうやろ! 下手したら自分死ぬんやで?」
山「うちの親父、戦争に行ってたんやけど、いつも『コンバット!』観るたびにぼやいてたな。『兵隊は銃声がしたらまず伏せるんや。突っ立ったままライフル撃つ奴なんかおらん』て」
和「そら、近くで銃声がしたら、まず自分が狙われてると思って、あわてて隠れますわな。そんなん、兵隊に行った経験がなくたって、自分がその立場になって想像してみりゃ分かるはずですよね」
山「いや、それが分からん演出家がけっこういるらしくてな……昔、『モスピーダ』で、主人公たちとインビットが、開けた場所で突っ立ったまま撃ち合いしてるという、すごいカットがあったぞ。しかも、何十mかしか離れてなくて、お互いにぜんぜん動いてないのに、攻撃がちっとも当たらへんねん(笑)」
山「実は『サイバーナイト2』のマンガ版のコンテをチェックしてた時も、同じようなことがあってな。主人公側が廊下の中央に突っ立って銃を撃ちまくってるというコンテを、マンガ家が描いてきたんや。他のことは大目に見たけど、さすがにそこは許せへんかったから変えてもらった。『プロの傭兵はこんな戦い方しません。物陰に隠れて撃ちます』って。むしろ敵の中にそんなマヌケな奴がいて、主人公側が『これでもプロか』とバカにするという描写にした方がいいって」
山「明らかにキャラクターの心理を考えてない。不思議だよな。どうやって演技指導したの? 普通、『君はここでこう考えてるんだよ』とか教えながら演技をつけていくはずやん。心理を考えずに演技がつけられるわけないと思うんやがなあ」
山「最大の問題はプロットだよな。矛盾点多すぎ! 明の友達(牛久)が昼間、ショッピングセンターでジンメンに襲われて、明が夜中に声を聞いて海岸に探しに来るってどういうこと? しかもジンメンがいたのは山の中……」
山「昼間が急に夜になるって、『プラン9・フロム・アウタースペース』みたい(笑)。おまけに海岸にあいつの描きかけのカンバスが置きっぱなしになってるし……」
和「ええっと、あいつは海岸で絵を描いてて、昼頃になって腹が減ったんで、絵を海岸に置いたままショッピングセンターに何か食いに来て、そこでジンメンに食われて、それから夜中にジンメンが海岸に行って、そこで『助けてくれ〜』と言って、それからジンメンは山に移動して……」
和「俺が気になったのは、クライマックスの対決シーンなんですよ。明が了に『お前は最初からサタンだったんだな。俺をだましてたんだな』って言うでしょ? だましてないやん!(笑)」
和「そら原作では正体隠してたけど、映画では最初からサタンに変身してるやん! 『了、お前、きれいだな』とか言うてたやん!」
山「『メメント』な。いや実際、ここまで支離滅裂やと、脚本家は3つまでしか覚えられん人なんじゃないかと思えてくるな(笑)。おまけに最後は、教会の床が抜けて……」
山「あそこで明が、人類を守るためにデーモンと合体しようと覚悟するのが悲愴でかっこいいんやろ? それだけの強い意志を持ってたからこそ、アモンに意識を乗っ取られずに済んだわけや。そやのに映画では、まったくの偶然で合体しちゃうんだよな」
和「ジンメン戦はパンチ一発で終わっちゃうし。『デーモン同士は殺し合わないはずじゃないか』とか言うてたけど、おまえら食い合って進化してきたんちゃうんかよ!?(笑)」
山「カイムが出てこないというのは聞いてたんやけどな。カイムとシレーヌの関係が泣かせるのに……しかもシレーヌ出てきたの最初のほうだけで、後は完全に忘れられてる」
山「最初のシーンからして、明のために嬉しそうにケーキ作ってるしな。『あれだけサプライズパーティやるからって念押してたのに』とか言うてたけど、明の目の前でケーキ作っといて、サプライズパーティはないと思うが(笑)」
和「あの最期のシーンでも、『私は魔女よ!』って言うから、原作みたいに派手に戦うんかなーと期待したら、すぐにやられて『ちがう、魔女じゃない』って、短か!(笑)」
和「原作では、あれを見て激怒した明が群集をぶち殺しますやん。唯一のよりどころやった美樹を殺されて、人間に絶望して、それでも俺は戦う!……というところに感動するのに」
山「結局、神はおらんかったっていうことなのかな。原作と違って、デーモンは神と戦ってたわけじゃないらしいし」
山「あれは最後の審判のイメージ……あれ? 神がおらんのに最後の審判があるって変だよな? うーん、よく分からん」
(前略)脚本にするときは原作者の心情なり、原作の原点を外してはいけないと思いました。だから設定だけ借りた2次創作、3次創作にはしたくありませんでした」
(前略)人間のドラマをしゃきっとやらない限り、CGは生きてきません。感情を途切れなくするため、ドラマのほうに比重を置いて、CGは“すごいなあ”と感じる開放感やスピード感を出して楽しんでもらう。ドラマさえしっかりできればと思っていました」
「まだ1回しか見ていないので、もっとじっくり見てからのほうが言いやすいんですが、新しいタイプの映画に仕上がったと思います。感動的な場面がたくさんあって、けっこう泣けました(笑)。登場人物が大勢死んでいきますから、ちょっと“イッちゃってる映画”に思われがちですが、けっしてそうではありません。自分で書いたのに、あと20分ぐらい長く見せてよって思ったですが、そう思わせた映画の勝利ですね。(後略)」
山「まあ、新しいタイプの映画に仕上がったのは確かやと思うが(笑)。しかしこの人、自分の脚本がいいと本気で信じてるらしいな」
山「いや、それ以前に、『あー、俺、デーモンになっちゃったよー』なんて台詞書く奴に、脚本家やらせたらあかんと思うんやが(笑)」
和「あれ、冗談のつもりで書いたんじゃないですかね?(笑) そしたら監督が『これいいよ!』とか言って採用されてしもたとか」
山「某アニメな。この際、『脚本は監督の奥さんに書かせたらあかん』という条項もつけ加えるべきかもしれんな(笑)。ちなみに、監督はこんなことを言うてるぞ」
「一昨年の夏、約20人のシナリオライターの卵に、映画『デビルマン』のシノプシス(あらすじ)を注文しました。若い才能が30年前の漫画をどう料理するか、楽しみにしていたんです。ある者は環境問題を扱っていましたし、またある者は明と了をコンビにした事件ものにしていました。しかし、残念ながら、僕を満足させるものはありませんでした。(後略)」
山「ボツになった案の中には、この映画よりもましなやつがいくつもあったと思うがな(笑)。さらに、奥さんの旦那さんに対する評価はこう」
「私たちは面白い、エンターテインメントの映画を作ろうと戦っている“同士”(原文のママ)ですから、遠慮なんかしませんよ。キャスティングはすべて監督自身がやったのですが、成功しましたね。これ以上のものは考えられないくらい。
山「まだ『ハウリング』にアッカーマンがちらっと出てたり、『ガイバー』にリネア・クイグリーが出てたりしたのは、マニア向けのお遊びとして意味があるよ。でも、『デビルマン』に小林幸子出して、誰が喜ぶの? 小林幸子ファンが喜ぶ? 原作ファンが喜ぶ? 特撮ファンが喜ぶ?」
山「そやろ? 『北京原人』のケント・ギルバートや引田天功の時も思ったけど、これって日本映画の不思議な風習だよね。観客は誰もそんなもん望んでないのに、製作者側はなぜかやりたがるんだよなあ。ギャラをドブに捨てて、貴重な上映時間を浪費してるだけの行為やと、なぜ気づかん?」
山「だから『キャノンボール』をまねしてどないすんねん!?(笑) もっとアメリカ映画からまねすべきところがあるやろ?」
山「あー、あれもいや! ああいうお遊びは、作品をちゃんと作れる奴が、余裕としてやることや。お遊びだけやってもあかんやろ」
山「あっ、もしかして東映の特撮ものには、『地割れができてそこから火が吹き上がらなくてはならない』というお約束が(笑)」
山「このポーズ(右腕を水平に持ち上げ、肘を90度曲げて、顔を覆うようなポーズ)は、ちょっとハマったな(笑)」
山「ヒーローものの決めポーズというのは、それこそカット割りでかっこよく見せてるんだよ。この監督にはそのノウハウがあらへんねん」
和「中学時代の了が、植木バサミでクラスメートの指切り落とした……というエピソードがありましたけど、警察沙汰にはならんかったんですかね?」
山「普通は少年院送りのはずやが。お父さんがもみ消したんかな? 明が指拾ってくっつけようとしてるのが笑えたな(笑)」
山「人間同士の不信をあおるための陰謀? サタン様じきじきに行なうにしては、スケールの小さい作戦だよな」
和「気になったのは、監督はデーモンを国家権力によって虐げられる弱者のように描こうとしてるらしいんですよね。なんか70年安保世代のような思想を感じるんですが」
山「当たり前や。設定ではアモンが最強やけど、アモンよりちょっと弱いレベルのデーモンなんてごろごろいるはずやし」
山「あー、あれは僕も無神経やと思った。ただでさえ宗教的に微妙な問題をはらんでる作品やのに、あんなことしたら、アメリカで上映できひんやん。抗議殺到やで」
山「日本がデーモン国家と認定されて、外国から攻撃を受けるというのも、よく分からんよな。あの時点でまだ日本政府はデーモン狩りを積極的に進めてるんやし、そんなん認定されるわけがない。だいたい、市街地にミサイル何発か撃ちこんで、何がどうなるというわけ?」
和「まだ日本にいっせいに核攻撃をかけて、大都市を一気に焼け野原にするというのなら、話は分かるんですが」
山「最後は核も使ってたみたいやけど、最初のうち、使ってたのはどう見ても通常弾頭弾やろ? あれで日本中のデーモンを壊滅させられると思ってたんか?」
山「想像力がないんやな。戦争というと、テレビで見たイメージしか思い浮かばんのやろ。最後の都市壊滅シーンにしても、『ターミネーター2』とか『アルマゲドン』のイメージをパクッてきただけやし……あっ、パリの廃墟が変やて気がついた?」
和「いやー、しかし俺、甘く見てましたわ。『ゴジラvsスペースゴジラ』とか『ゴジラvsデストロイア』とか平成モスラとかずっと観てきて、ダメな特撮映画には免疫があったつもりなんですが。あれよりもさらにひどい」山「以前にハリウッドから永井豪にオファーがあったらしいんだよな。アメリカで『デビルマン』映画化したいって」
山「『ゴジラ』みたいに原作とぜんぜん違う映画にはなってたやろうが、少なくともここまでむごいもんにはなってなかったはずやな。これに比べれば、『シベリア超特急』の方がはるかにましやね。あれは低予算映画やし、原作もないから、そんなに周囲に迷惑かけてない」
山「構想はでかかったけど結果がしょぼいとか、ストーリーがダイジェストみたいとか、登場人物が何考えてるか分からんとか、共通点は多い。それでも『ジュピター』の方がずっとまし。まあ、低予算のB級映画とか自主製作映画では、もっとひどいのもたくさんあるんやろうけど、金かけてプロが作った作品となると……」
山「その昔、『ガンドレス』が公開された時に、1ガンドレスという単位が提唱されたことがあったな。これ以上ひどいアニメはないから、アニメの最低ラインが1ガンドレス。それにならって、特撮映画の単位として1デビルマンを提唱したい。最低が1デビルマンで、出来がいいほど数値が上がる」
山「実はもっと前から日本映画はひどくなってたんや。でも、ほとんどの人はそれを無視したり、あきらめたりしてた。同じ東映の『北京原人』も十分にひどい映画やったけど、『北京原人』なら別に誰も思い入れがないし、単に無視されるだけやったんや。でも、今回は『デビルマン』やったというのが問題や」
山「それで騒ぎが大きくなったわけやな。しかし、僕はこの映画、監督と脚本家を吊るし上げるだけじゃあかんと思う。もっと上の責任を問うべきや」
山「『デビルマン製作委員会』に名を連ねてる、東映、東映アニメーション、バンダイ、テレビ朝日のみなさんね。あんたら、儲ける気があるんか? ちゃんとした監督、ちゃんとした脚本でないと、いい作品はできひんねんで? フィギュアもDVDも売れへんねんで? 損するのはあんたらやねんで」
山「面白い映画を作って大儲けできる機会を、自分らで潰してしもたんだよ。それにこの映画の場合、出来上がってからダメやと気がついたという言い訳はきかん。企画段階でダメであることは見抜けたはずや。特に映画会社の社長とかプロデューサーには、監督に『デビルマン』を撮れる資質や力量があるのか、脚本がしっかりしてるか、役者は演技できるんか、といったことをチェックする義務があったやろ」
山「それを見抜ける目がなかったってこと? それともろくにチェックもせずにGOサイン出したんか? どっちにしたって怠慢やわな。そうした失敗の責任を取ってもらわんことには、いつまでも同じ失敗を繰り返すことになる。ファンの側も『つまらん映画やったら無視すればいい』とか言うてる人がいるけど、それはちゃうと思うねん。そういうおとなしい態度が、日本映画界をつけ上がらせてきたんや」
山「だから、これはええ機会やと思うねん。これだけ盛り上がってるんやから、この際、映画ファンが結束して『こんな映画はもう見たくない!』『ちゃんとしたもん作れ!』って、声をあげるべきなんや。日本映画界に反省をうながすべきなんや。その意味では、ええ機会を与えてくれたと思うよ、『デビルマン』は」
和「日本橋まで足伸ばして、海洋堂見に行きましょうよ。ひどいもん見た後なんで、目の保養せなあかん(笑)。このまま帰ったら夢に見そうや(笑)」

[] 山本弘のSF秘密基地
[引用サイト]  http://homepage3.nifty.com/hirorin/devilmaneiga.htm
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 Last Updated 2007/ 02/ 14/ 12時33分01秒


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